母とケンカした。
ケンカと言っても、私の方は母にケンカを売った覚えなんてない。
ていうか、ケンカが成立した記憶すらない。
どちらかと言うと、母の方が私の行いを母なりに解釈した結果、
私に対して一方的に怒っている、という感じだ。
だから、いつの間にかケンカのようになっていた、というのが私のほうにすると、正直なところ。
事の次第はこうである。
数日前、母が実家に私と娘を誘っていた。
その日は母の仕事は休みで、父も家にいるため、
揃って夕食を食べにおいで、という誘いだった。
そしてその日には、地元の夏祭りも行われる予定になっていた。
しかし、夏祭りは悪天候のため中止。
私と娘も病み上がりで、娘はまだ咳もひどく、鼻水もだらんだらんの状態だったため、
祭りもなくなったその日にあえて訪問することもないかな、
今回は見合わせて別日にしようかな、と、
私は今回の訪問に関してはあまり乗り気ではなかった。
前日に母から電話があった。
母は職場からかけてきているようで、背後が何やらガヤガヤと騒がしい雰囲気だった。
私は「お祭りもないなら行かないでおこうかな」と伝えたが、
父が娘の来訪を心待ちにしているよと告げられ、
それならばと思い、「じゃあ行くよ」と伝えた。
が、その一連のやりとりが、母のかけてきている背後の状況もあって、
母にはどうやら聞き取りづらかったらしい。
母は私の「行く」という言葉を無視して、
「どうするか決めてメールをしておいて」と言って、電話を切ろうとした。
私は慌てて「いやいや行くよ!行くって!」と言ったのだが、
どうやらそれが、母にしては、私が母を悪意を持って怒鳴りつけたように聞こえたようだ。
その時は「そう?じゃあおいで」と言って母もふつうに電話を切ったのだが、
怒鳴られたと思い込んでいる母、よほど癇に障ったのか、
自分の中でそれをうまく処理する事ができず、
電話からおよそ4時間後に、私に対して怒りのメールを送って来たのだ。
「明日のことは中止にするわ。あんたの電話の声は聞き取り辛い。
私も年なんだから怒鳴ったりしないでよ」
ってな内容だった。
私はすぐにそのメールに気がつくことはできなかったのだが、
気づいた時には正直、唖然、呆然・・・
母ったら、一体、この4時間あまりの間にどうなってしまったの・・・
そして、なんだかとっても釈然とはしなかったけど、
ここで釈明しようと必死になっても、言い返しても、
決して良い結果は生まないであろうと私は悟り、
至ってニュートラルなトーンで返事を返しておいた。
「怒鳴ったつもりはなかったけど、そう受け取ったならごめんね。
じゃあ明日は家で過ごすわ」
・・・私って、大人だなあ・・・
(え?違うって?)
でもあえて、返信メールには「そう聞こえたなら」ではなく、
「そう受け取ったなら」と入れておいた。
そう、私は普段から、
母の物の捉え方・考え方には偏りがある、
と考えているのだった、それも、結構以前から・・・
つまりこのメール。
今回のことの原因は私にではなく、あなたの方にあるよ、的な、
ささやかな反抗のメッセージだった。
さて、母は受け取るか・・・。
そして、私はこのことをきっかけに母のことについて考えまくった。
私と母について。
というか母について、考えたことを書き綴りたいと思う。
ので、次回から読みたい人だけお付き合いくだせえ・・・って、
もともと読みたい人しか読んでないわね・・・
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